« グラン・トリノ | トップページ | 海角七号ー君想う、国境の南 »

2010.04.01

シャーロック・ホームズ

ガイ・リッチー監督、ロバート・ダウニーJr.主演の「シャーロック・ホームズ」。
私が子どもの頃に読んだホームズもたしかに「拳闘の名手」だったりしたけど、この映画では、本格的にボクシングのシーンが出てくる。かなり、血の気の多いホームズ、今までの映像化されたホームズとはちょっと違う。どう見てもワトソンもホームズもいわゆる英国紳士からはほど遠い。これでもか、これでもかというアクションシーンの連続に度肝を抜かれる。
しかも、ジュード・ロウ演じるワトソンがそれほど間抜けでもなく、かなりデキる男でホームズはすっかり頼りっぱなし。変人なだけでなく、ちょっとダメ男なホームズである。ワトソンとの友情はほとんど、ホームズからワトソンへの一方的な愛にすら見える。ワトソンの婚約者、メアリーにはあからさまにその関係に嫉妬してる。ホームズとアイリーン・アドラーとの関係もなんとなく微妙である。

でも、映画としてはとてもテンポがよくて、映像もCG多すぎ、と思ったけどなかなか凝っていて家族で見るにはちょうどよく楽しかった。言ってみれば、キャラと時代設定だけはコナン・ドイルの原作から借りてきてはいるけれど、まったく新しいアクション・ヒーローものと思えばよいのだろう。

そういったところは、以前に見た「K-20 怪人二十面相・伝」を思い出す。高いところでの格闘シーン(まあ、アクション映画ではお約束か)も登場したし。
ブラックウッド卿のたくらむ毒ガステロは、なんだかオウムのサリン事件を思い出させました。ブラックウッド卿の最期は、ディケンズ原作の「オリバー!」の中の悪漢、ビル・サイクスを思わせました。

ロバート・ダウニーJr.は、まるでホームズのイメージではなかったけど、見終わる頃にはけっこういいなあと思えてきました。ワトソンのジュード・ロウはかっこよすぎかな。こういう組み合わせは意外でしたが、新しいヒーロー像を作ったとも言えそう。これは続編が作られそうですね。

|

« グラン・トリノ | トップページ | 海角七号ー君想う、国境の南 »

cinema」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« グラン・トリノ | トップページ | 海角七号ー君想う、国境の南 »